図書『実践方言学講座』

 

 社会の中での方言の使われ方に注目し、その効果的運用について実践的に考える学問である「実践方言学」について、その分野を網羅的に取り上げた初の講座。それぞれの課題について現状を紹介し、今後のあり方や研究の方向性を示す。全3巻。

 

東北大学方言研究センター編 2020年12月10日発行

株式会社くろしお出版 各4300円(税別)

 

●目次 第1巻

まえがき―新たな方言学の誕生―
豊かな社会生活のために―第1巻への招待―

【現代社会と方言】
第1章 地域経済のための方言活用 渡邉潤爾
第2章 メッセージの中の方言活用 田中宣廣
第3章 キャラデザインにおける方言活用 日高水穂
第4章 IT社会の中の方言活用 中西太郎

 

【芸術・放送と方言】
第5章 映像メディアにおける方言活用 田中ゆかり
第6章 舞台芸術における方言活用 鳥谷善史
第7章 バラエティ番組における方言活用 松本 修
第8章 放送番組における方言活用 塩田雄大
第9章 博物館における方言活用 新井小枝子

【地域づくりと方言】
第10章 方言を介した大学と自治体との協働 新井小枝子
第11章 地方自治体による方言活用と地域づくり 岸江信介・柚木脇大輔・

  鶴田健介・清水勇吉
第12章 方言を活用した市民団体の取り組み 今村かほる

 

索引
執筆者紹介

 

●目次 第2巻

まえがき―新たな方言学の誕生―
地域文化の多様性を守るために―第2巻への招待―

【学校教育と方言】
第1章 学校教育における方言学習の可能性 大野眞男・杉本妙子
第2章 小中学校での方言教育の実践と課題 児玉 忠
第3章 ふるさとのことばを学ぶ被災地での授業実践 小林初夫
第4章 高等学校での方言教育の実践と課題 札埜和男

第5章 大学での方言教育の実践と課題 佐藤髙司

【地域社会と方言】
第6章 生涯学習における方言の役割 加藤和夫
第7章 方言継承と昔話の語りの活動 杉本妙子・今村かほる・竹田晃子・

  小島聡子
第8章 地域のことばによる演劇活動 山浦玄嗣

第9章 地域の行政との連携による方言継承支援活動 三樹陽介・茂手木

  清・金田章宏

【方言の教材・学習材づくり】
第10章 方言教科書のつくり方 山田敏弘
第11章 地域の暮らしを継承するための方言教科書 菊 秀史
第12章 沖縄県の「しまくとぅば」教育と多様な学習材 中本 謙
第13章 継承の基盤としての方言会話の記録 小林 隆・内間早俊・坂喜

  美佳・佐藤亜実・小原雄次郎・櫛引祐希子

 

索引
執筆者紹介

 

●目次 第3巻

まえがき―新たな方言学の誕生―
よりよきコミュニケーションのために―第3巻への招待―

【福祉と方言】
第1章 福祉社会と方言 友定賢治
第2章 医療における方言の課題 岩城裕之
第3章 介護における方言の課題 今村かほる・岩城裕之

第4章 司法・行政における方言の課題 札埜和男

【災害と方言】
第5章 災害と方言をめぐる課題と指針 津田智史・小林 隆
第6章 災害時における研究者間の連携 二階堂 整
第7章 支援者向け方言パンフレットの作成 村上敬一
第8章 仮設住宅における方言支援活動 櫛引祐希子
第9章 災害からの復興期における行政と方言研究者の連携 半沢 康・

  本多真史

【国際化と方言】
第10章 日本語教育における方言の課題 後藤典子
第11章 外国人医療・介護従事者と方言 中島祥子・今村かほる
第12章 言語サービスの国際比較 武田 拓・岩城裕之

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執筆者紹介